結論
どんな姿勢をすると声が出やすくなるが良いのか?
先に結論をお話しましょう。
斜め上45度に向けて胸を強く張り、上半身を持ち上げる
これだけです。
「斜め上45度に向けて胸を強く張る」を再現する手順はこちらです。
- 背筋を伸ばし、自分の中の「良い姿勢」をする
- まっすぐ前を見た状態から斜め上45度を見上げる
- 見上げた方向に向けて、胸を強く張る
次に「上半身を持ち上げる」を実践していきましょう。
- 腹式呼吸をせずに息をたくさん吸う
- 息を吸うとき、肋骨を少し広げるようにする
- 腹筋や背筋周りを使って、上半身を下半身から引き離すように伸ばした状態をキープする
僕が実践している歌う時の姿勢がこれです。
(普段の僕は猫背のストレートネック)
これでどういう効果が得られるのか説明していきましょう!
効果
メリットは2つ
1つ目のメリットは声が非常に出しやすくなることです。
高い声は出やすくなりますし、声量を出したときの負担がまるで違います。
なぜ声が出しやすくなるのかを考えると、これは遠く離れた人に大声で呼びかけるときの体の動きと似ているからです。
遠く離れた人に「大声で呼べばギリギリ聞こえるかもしれない・・・」という場面を想像してみましょう。
頭で考えなくても、体全体を声を飛ばしたい方向に少し伸ばしながら叫ぶ自分の姿が見えてきませんか?
しっかりとした声を出すときの体の動きを再現させることで、声が出しやすくなるのです。
2つ目のメリットは自信があるように見える事です。
これは直接声に関係するものではありませんが、自信があるように見えるのは非常に重要です。
しっかりと胸を張って歌っているだけで自信があるように見えるので、歌に対する印象も良くなるのです。
デメリットは1つ
デメリットは体が疲れる事です。
胸をしっかりと張った状態を作るには、姿勢を維持する筋力や持久力が必要です。
上半身を縦方向に引き延ばそうとすると尚更ですね。
これを間奏を除いて4分近い一曲を歌い終わるまで維持するのですから、大変なのは間違いありません。
僕は一曲歌い終わったとき、いつも下半身も含めて汗だくになります。
しかし、体が疲れるということは喉が受ける負担を体でカバーしていることになるのです。
「少しでも喉の負担を減らして上手く歌いたい!」という想いがあれば、このデメリットも気にならなくなるでしょう。
おわりに:すぐにでも実践しよう
今回ご紹介した姿勢を維持するには、筋力・持久力が必要で、いきなり一曲維持するのは難しいかもしれません。
しかし続けていけば、着実に筋力・持久力が上がっていきます。
歌唱力アップのために、すぐにでも実践していきましょう!
コメント