【Q&A】高音になると喉仏が上がってしまう

【回答】

喉仏が上がってしまうのは、高音で悩むほとんどの人が抱える悩みですよね。
いわゆる「ハリラリンクス」という状態です。

僕も例外ではなく、
喉仏を下げる方法を探り試行錯誤してきました。

まず結論

喉仏は上がっても問題ないし、
むしろ喉仏を下げようとしたり、コントロールするのは間違いです。

高音が苦しい結果として喉仏が必要以上に上がってしまうのであって、
喉仏が上がるから高音が苦しいのではない。
ということを覚えておいてください。

理由

なぜ喉仏を下げようとするのが間違いかというと、
喉仏の位置は主に声質に関係するものだからです。

喉仏の位置が高くなっていくと声が細くなっていき、
明るい、軽い、爽やか、可愛らしいようなイメージの声になります。

喉仏の位置が低くなっていくと声が太くなっていき、
オペラっぽい、広がった声、重いといったイメージの声になります。

楽に出せる音の高さで喉仏の位置を変えてみれば、
これはすぐに体感できますよね。

これらはどちらが正解という事ではなく、
歌う曲や歌手、最終的には自分が出したい声のイメージによってどちらも必要になってきます。

ただし一般的に売れている歌手の声を聞くとわかりますが、
需要があるのは圧倒的に喉仏の位置がニュートラル〜高い状態での声です。

これは少しでも多くの人に良い声、歌が上手いと感じてもらうために大切な事です。

そしてもう一つ大事な事、
それは高音が苦しいから喉仏も必要以上に上がっているんだということです。

なぜかというと、
喉に必要以上の力を加えていくほど声が重たくなってしまうからです。

声が重くなってしまうことに対抗する手段は･･･そうです。
喉仏を上げて声を軽く、細くしていくことですね。

高音で力を入れすぎると自分がイメージした声よりも声が重くなるので、
喉仏を必要以上にあげて理想の声に近づけようとしているのです。

改善しなければいけないのは高音で力を入れすぎる事、
その一点だということを意識しておいてください。

改善するための方向性として、
まずは喉仏の位置を気にすることをやめましょう。

根本原因である「高音で力をいれすぎている」状態を改善する必要があります。
それによって、喉仏が上がりすぎてしまうことも自然に改善してきます。

ぜひ参考にしてくださいね。